
小野薬品は、1717年に大阪・道修町で薬種商として創業して以来、300年以上にわたり、医薬品を通じて人々の健康に向き合ってきました。
「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、世界中の患者さんに独創的かつ革新的な医薬品をお届けし続ける、グローバルスペシャリティファーマとしての歩みを進めています。
当社は、がん、免疫・炎症、神経領域を研究開発の重点領域に定め、治療満足度が低く医療ニーズが高い、真に患者さんに貢献できる医薬品の創製に積極的に取り組んでいます。また、国内外のアカデミアやバイオベンチャーとの連携、さらには戦略的な提携を通じて、画期的な創薬シーズや世界最先端の技術を取り込み、創薬力のさらなる向上に努めています。
2024年度には、米国Deciphera Pharmaceuticals(デサイフェラ社)をグループに迎え、欧米における臨床開発・販売基盤を獲得しました。これにより、グローバルビジネスをスピードをあげて進めていける体制ができました。
さらに高度な専門人財を得ることにより、グローバルで「熱き挑戦者たちであれ」を実践してまいります。
小野薬品は、新薬を社会に届けるという事業活動を通じて、社会課題の解決に貢献する企業であり続けたいと考えています。環境・社会・ガバナンスへの取り組みを重ね、社会から信頼され、必要とされる存在であること。それこそが、私たちが目指す企業の姿です。
これからも私たちは、患者さんを念頭に置き、未だ満たされていない医療ニーズや社会的ニーズを満たし、新薬の力で人々に健康、笑顔、希望を届けられるよう努めてまいります。
代表取締役会長CEO
相良 暁

小野薬品は、革新的な医薬品を追求する製薬企業であり続けることを使命に、自ら創薬し、世界中の患者さんに新たな治療を届けるグローバルスペシャリティファーマへの進化を進めています。未知への挑戦はいまも続いており、その歩みを確かな成長につなげることが、COOとしての私の役割です。
2024年にデサイフェラ社がグループに加わった意義は、大きく三つあります。第一に、がん領域を中心としたパイプラインおよび製品ラインナップのさらなる拡充。第二に、欧米を中心とした開発・販売のプラットフォームの獲得。第三に、デサイフェラ社が持つ創薬力を加えることで、当社グループ全体の研究開発力をさらにドライブできる点です。これらを最大限に活かし、成長著しい欧米市場において、確かな存在感を発揮してまいります。
グローバル展開を軌道に乗せるためには、進出する各地域において、複数の製品群を有し、患者さんや医療現場の多様なニーズに応えていける体制が欠かせません。疾患の本質を捉え、まったく新しい作用機序を切り拓くファースト・イン・クラスの創薬を得意とする小野薬品と、独自の技術を用いて医薬品を創出するデサイフェラ社。それぞれの長所を尊重し、融合させることで、世界中の患者さんに革新的な医薬品を届け続けていきます。
また、多様な人財がともに働く環境においては、違いを認め合い、互いをリスペクトする文化が基盤です。トップダウンに偏ることなく、現場からの声や熱意を大切にするボトムアップの組織文化を育み、「自分たちらしさ」と「相手への敬意」を両立させながら、両社の融合を成功へと導いていきたいと考えています。
患者さん中心の価値観、イノベーションへの挑戦心、そして多様な人財がチームで補い合い、高め合う企業文化。これら小野薬品の強みを原動力に、社員一人ひとりの成長と組織の成長が相乗効果を生み、社会に貢献し続ける企業でありたいと考えています。
代表取締役社長 COO
滝野 十一