2024.08.08
サステナビリティ

TNFD提言に賛同し、TNFDフレームワークに沿った情報を開示

 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:滝野 十一、以下「当社」)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosure:TNFD)*1 が2023年9月公表した情報開示の最終提言に賛同を表明し、2024年7月にTNFD Adopter*2 に登録しました。当社はTNFDフレームワークに沿って情報開示の準備を進め、当社の事業活動における自然への依存と影響を確認するとともに、リスク・機会の特定、および対応策を整理し、これらの情報を開示しましたのでお知らせします。

 開示内容の詳細については、当社ホームページ「 TNFD提言に基づく情報開示 」をご覧ください。

 当社は、中長期環境ビジョン(ECO VISION 2050)のもと、「脱炭素社会の実現」、「水循環社会の実現」および「資源循環社会の実現」に向けて、事業活動に伴う温室効果ガス排出、水使用量および廃棄物の削減に取り組んでいます。上記の地球環境に関する取り組みに加え、生物多様性についても取り組みを加速させるためにTNFD提言に賛同し、これらの情報を開示しました。今後も定期的に自然関連のリスクと機会を見直し、順次更新していく予定です。
 当社は、革新的な医薬品の創製によって社会に貢献するとともに、ネイチャーポジティブ*3 の実現に貢献できるように、事業活動全般における環境負荷を最小限にとどめる取り組みを推進していきます。

  1. TNFD:気候関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Climate-related Financial Disclosure: TCFD)に続き、生物多様性の減少傾向を食い止め、回復を目指す「ネイチャーポジティブ」の取り組みを推進するために2021年6月に設立された国際的なイニシアチブです。詳しくは、次のWebサイト( https://tnfd.global/ )をご参照ください。
  2. TNFD Adopter:2024年度(またはそれ以前)または2025年度までにTNFD提言に沿った情報開示を開始する意思を表明した企業・組織。意思表明した企業・組織については、次のWebサイト( https://tnfd.global/engage/tnfd-adopters-list/ )をご参照ください。
  3. ネイチャーポジティブ:自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること。2022年の生物多様性条約第15回締結国会議において、2030年までにネイチャーポジティブを実現するため、緊急の行動をとるというミッションが採択されました。